横隔膜

 と聞いて、すぐに想像できますか?


体の真ん中あたりにあって、呼吸に関係する、あれ、です。


横隔膜は肋骨の下に袋の巾着状にある筋肉で

自分で動かしたり緩めたりできます、

が、意識したことって案外なかったりしませんか。

 

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改訂版クリニカルマッサージ  医道の日本社会

James H.Clay/David M.Pounds

 

 肺には筋肉がないため、横隔膜などの筋肉が柔軟に動くことで、酸素をたくさん取り込めるようになります。

呼吸によってたくさん酸素が取り込めると、代謝UPにつながります。

他の体幹の筋肉と同時に活動することで、まっすぐに安定した姿勢も維持しやすくなります。

 

横隔膜は緊張したり猫背のままでいると動きが鈍くなってしまいます。

意識的にストレッチしたり、深呼吸したりして、柔軟性を維持しておくことが大切です。

 

 

肋骨が上に上がったままでいる状態では背骨が反り返って背中と腰に負担がかかりやすくなります。

横隔膜を意識して息をゆっくり長くはくことで

腹筋にも力が入りやすくなり、肋骨が下に下がります。

 

 

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 基礎運動学 医歯薬出版株式会社 第6版 中村隆一


横隔膜を意識して深呼吸してみましょう。

仰向けになって肋骨の下に手を当てます。

 

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 そのまま大きく深呼吸。

肺を風船だとイメージして、吸った時膨らませます。

 

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 手で肋骨を軽く押しながら息を口からゆっくりと吐きます。

風船から空気を絞り出す感じで、腹筋の方に押します。

何度か繰り返して肋骨の動きが出てきたら、立ってやってみます。

肩と首に力が入りすぎないように注意しましょう。


横隔膜をストレッチする場合は、リラックスした姿勢で肋骨の下から指を軽く押し込みます。

 

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 呼吸がスムーズになるとメリットがたくさんあります。

緊張したり疲れている時はど浅い呼吸になりやすいのでそんな時はお試しください。

 

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keisuke wadaComment